抑肝散の効果を知ろう【精神状態の不安定さを改善】

漢方の考え方

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うつの治療に活かす

うつ病の辛い症状は、一刻も早く治したいと考えるのが当然です。しかしストレスの多い生活習慣を見直さない限り、治療には長い時間がかかる場合もあります。近年では効果が高く副作用の小さい抗うつ薬が数多く開発され、以前よりは気軽に治療できるようになってきました。とはいえ病気の原因を曖昧にしたまま、安易に薬で解決しようとすると、すぐに再発したり副作用で苦しんだりすることがあります。うつ病の疑いで精神科や心療内科を受診するときは、診察にじっくりと時間をかけ、患者の悩みや苦しみを親身になって聞いてくれるかどうか確かめることが大切です。そうすれば医師に対する信頼感が生まれ、治療にも良い影響をもたらすと考えられます。抗うつ薬の副作用が心配なときは、抑肝散などの漢方薬を使うという選択肢もあります。漢方薬は即効性には欠けるものの、体質を改善して病気の原因を取り除く効果が期待できます。抑肝散には神経の興奮を鎮める作用があり、うつ病などの精神疾患や認知症などにも有効とされています。病院でも抑肝散を処方している場合があるので、興味のある方は一度相談してみると良いでしょう。もちろん体質に合う合わないがあるので、医師のアドバイスを慎重に聞いてください。うつ病は脳の不調であるというのが、現在では一般的な理解になっています。抗うつ薬は脳内の神経伝達物質に直接作用して、気分を改善する働きがあります。このように西洋医学では病気の原因を突き止め、それを取り除くという考え方が基本です。これに対して東洋医学では、体内の気・血・水の流れを整えることで、乱れた体調が回復すると考えます。抑肝散には神経過敏な体質を改めて、うつ病を改善する効果があるとされています。西洋医学に慣れていると、こうした考え方は迂遠に思えるかもしれません。しかし最近の医学界では、「腸は第二の脳」という説が幅広く受け入れられるようになっています。腸内には脳に匹敵するほどの神経細胞が集中していて、思考や気分にまで影響を与えているという考え方です。腸内環境が乱れるとストレスが溜まりやすくなり、自律神経が変調をきたして、うつ病などの精神疾患にかかる可能性が高くなると考えられます。抑肝散は脳に直接作用する薬ではありませんが、腸を通じて自律神経を整える効果が期待できます。ストレス解消に役立つ漢方薬は抑肝散だけではありません。患者ひとりひとりの体質を見て処方を決めていく必要があるため、まずは専門家に相談するのが望ましいでしょう。

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