抑肝散の効果を知ろう【精神状態の不安定さを改善】

イライラが静まる効果

服用する女性

通院中の医療機関に相談

東洋医学で癇が強いと言われる症状は、肝が高ぶった症状を指します。主に子どもの夜鳴きを治めるために用いられてきた抑肝散は、高ぶった肝を鎮める作用があることから、この名前が付けられています。近年科学的な研究がなされ、中枢神経系に分類されるセロトニン系やグルタミン酸系に作用することが分かってきました。小児に対して活用されてきた抑肝散は、大人にも効果的です。神経が敏感な子どもは母親も同様であることが多いので、抑肝散は親子で服用するのが推奨されることもしばしばあったのです。近頃ではイライラ、興奮を鎮めるということで、認知症患者の周辺症状を落ち着かせるために用いられるようになってきています。さらに、精神障害の患者に起こるイライラや興奮を治めるのにも効果的です。イライラや興奮は患者の家族など、周囲の人が困るケースが多いので、抑肝散が効くと介護や世話が楽になったと言う人が多いです。抑肝散の薬価は1g8円から11円、後発薬は出ていません。市販薬の場合2週間から3週間分の量で販売されている商品が多く、価格は2千円から3千円くらいです。服用期間は個々違いますが、精神科で初めて処方される場合は、1週間から2週間分という量が一般的です。抑肝散は漢方薬の中でも広く治療に用いられている薬なので、取り扱っている調剤薬局は多いです。また、漢方専門医が在籍していなくても一般的な精神科で処方することが可能です。通院している医療機関があれば、そこの医師に相談してみてください。 抑肝散の安心なところは、抗精神薬との飲み合わせにさほど神経を割かなくても良い点です。ただし、併用注意の薬も副作用も少しはあります。服用中の薬を把握した上で処方されるのが大切ですし、調剤薬局に行く際はお薬手帳を忘れずに提示したいところです。また、一律の品質を保って製造されるエキス調剤は、煎じ薬のようにきめ細かく個々の症状に対応できるわけではないので、効果を感じない可能性もあります。通院中ではなく、新規の医療機関で処方してもらう場合は、漢方専門医がいるところを探すのも一つの方法です。漢方専門医と言っても、東洋医学だけを学んだ医師ではありません。西洋医学の基礎を修得し、精神科の医師なら精神科領域に精通した上で、漢方医学も会得しています。東洋医学ならではの問診や触診を行って、患者の体に必要な薬を処方してくれるのが特徴です。問診では患者の体質や感じ方などについて細かく聞かれるため、来院前に準備しておくといいでしょう。漢方専門医が勤務する医療機関は、学会のホームページなどで検索が可能です。

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